朝青龍

第68代横綱朝青龍明徳。引退時の騒動のため品格が重要な横綱にあっては最強と呼ぶことに抵抗感がある、という方もいらっしゃると思いますが、しかしその強さの瞬間最大風速は見るものに「最強」と叫ばせるだけのインパクトがやはりありました。モンゴル出身ながら日本人力士と余り変わりない体型で、しかしその腕(かいな)力は並ぶものがありませんでした。その豪快な取り口で多くのファンを魅了したのです。

もしも二強時代が続いていた

もしも朝青龍と白鵬の時代がもっと長く続いていたら一体どれ程の名勝負が生まれたことでしょうか。相撲ファンの誰もが夢想することですが、僅か3年程度で終わったしまった2強時代を惜しむ声は未だに大きいのです。それほど魅力的な横綱が朝青龍だったのです。