貴乃花

第65代横綱貴乃花光司。平成という時代に相撲ブームを巻き起こした名横綱です。父親が大関貴ノ花であったため幼少期から兄と共にマスコミに頻繁に取り上げられた貴乃花は、しかし周りの想像を超える程の横綱に成長します。そのクライマックスとなるのが2001年5月場所千秋楽でした。

伝説の大一番

13日目まで全勝の貴乃花は、14日目に大関武双山と対戦します。この一番で貴乃花は、右膝亜脱臼と半月板損傷という重傷を負って黒星を喫してしまいます。師匠から休場勧告を受ける程の重症でしたが、貴乃花はこの勧告を拒否し千秋楽2敗の横綱武蔵丸戦に臨みます。その結果は全く相手にならずに完敗。結果2敗同士になったため、優勝決定戦がおこなわれます。そしてそんな絶望的な状況で貴乃花は上手投げで武蔵丸を下し優勝を果たすのです。